お誕生日などでホールケーキをカットする時、断面がきれいならずケーキが潰れてしまったり、見た目が悪くなってしまうことがあります。
せっかくのお誕生日ケーキですから、なるべくきれいにカットして美味しく食べたいと思うのが本音ではないでしょうか。
ここでは、ケーキをきれいにカットするコツや実際の手順についてお伝えします。どうすればきれいに切ることができるのか、コツや手順を知って、上手にケーキを切り分けましょう。
また、均等なサイズにカットして切り分ける方法についてもご紹介します。こちらも是非参考にして、みんな笑顔でケーキを食べましょう。
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ホールケーキを包丁できれいにカットするコツ
子供にとって、お誕生日は特別なものがあります。プレゼントは勿論のこと、大きな丸いケーキはやっぱり憧れです。
自分の為の大きくて素敵なケーキ。年齢の数だけろうそくを立てて、ふぅっと吹き消した後は、美味しくケーキを食べるだけ。
それはケーキのカットです。
折角、見た目にも美しいホールケーキなのですから、切り分けもかっこよく決めたいところでしょう。
ケーキをきれいにカットできれば、その断面の美しさを楽しむことができます。
しかし、コツを知らない場合は、カットしようとナイフを入れたその場から、奥に進むにつれてどんどん押し潰れていき、カットし終えた時にはなんとも情けない姿になっているということもあるのではないでしょうか。
味は変わらないとしても、なんとかきれいにカットして、かっこよく盛り付けたいものです。
ケーキカットの事前準備
ケーキをきれいにカットするためには、ちょっとしたコツがありますが、その前に準備をしておくことも大切です。
ケーキをしっかりと冷やしておく
生クリームが柔らかいと、ケーキをきれいにカットすることができません。ナイフや包丁に生クリームがつくので、勿論切り口にもついてしまいます。
購入して持ち帰ってきたらまずは冷蔵庫でしっかりと冷やす、カットの寸前に冷蔵庫から出す、これが鉄則です。
装飾品や皮がついた果物を外す
プレートや、砂糖菓子でできた飾り、皮がついたオレンジやメロンなども、切りにくいので、カットする前に外しておきましょう。何度もナイフが入る真ん中部分の、いちごなどの果物も、外しておくと良いでしょう。
ホールケーキをきれいにカットする手順
次は、いよいよホールケーキのカットです。ここでは包丁を使った方法を見ていきます。きれいにカットする手順を覚えましょう。
1.包丁を熱湯に数秒つけて温める
包丁をお湯で温めたら、水気はタオルでしっかりと拭き取ります。
しかし、あまりにも温度が高いのは良くありません。生クリームが溶けすぎてしまいます。
熱湯で5秒程度さっと温めるか、60度程度のお湯で温めるというのが理想的でしょう。
2.上の果物はナイフや包丁を細かく動してきれいに切る
フルーツケーキであれば、ケーキの上に、沢山の果物が乗っています。
そんな果物は、力を入れず細かく前後に動かすことで潰すことなく、きれいにカットすることができます。
力を入れないで切ることで、スポンジを潰すことなく、果物をカットすることができますよ。
3.下のスポンジは、大きく包丁を動かしながらカットする
力を入れず、のこぎりで木をきるようなイメージで大きく動かし上がら、そして引く時にカットしていくというイメージを持つと良いでしょう。
包丁の重さで、徐々に下に切っていくということを意識してください。
底までしっかりとカットしたら、手前に引きながら、包丁を抜き取りましょう。
4.一切れ毎に、包丁についたクリームを拭き取り、再び温める
一切れカットできたら、必ず包丁についた生クリームを拭き取ってください。
そうしなければ、次のケーキの断面に、生クリームがついてしまいます。
拭き取ったら温める。この繰り返しが大切なのです。
面倒だと思う人もいるかも知れませんが、この一手間こそ、ケーキをきれいカットするポイントになります。。
5.お皿に移す時には、包丁を使うと便利
パレットナイフなんて家にないという人も多いはず。そんなときは、包丁の側面を使いましょう。
側面に、包丁を差し込んで、断面に手を添えるように、お皿の上までもっていきます。
包丁とケーキが倒れないように傾けて、ケーキを移しながら、包丁を引きぬいて完了です。
きれいにケーキをカットするケーキナイフの種類と選び方
ケーキをカットするのですから、包丁はできるだけ長いほうが良いでしょう。そして刃が薄いものがオススメです。
万が一、厚い刃の包丁を使ってしまうと、包丁にクリームがべっとりついて、切りにくくなってしまいます。
できるだけ、ケーキを綺麗にカットするには、刃が長く薄い包丁を使うのが良いのですが、一番良いものをつかいたいと思うのであれば、ケーキ専用のナイフがベストです。
しかし、ケーキ専用のナイフにも色々な種類があります。どの様なタイプが良いのか見ていきましょう。
ケーキナイフの種類
ケーキナイフには2種類あります。波刃タイプと直刃タイプです。
波刃タイプ
その名前の通り刃が形状が波のように形になった物を指します。パンをスライスしたり、パイなども潰すことなく、容易に切ることができます。
波の部分に、ケーキが引っかかるので、カットに力を必要としません。しかし、断面を平らにする事は難しい為、断面を気にするのであれば、直刃タイプがおすすめです。
直刃タイプ
刃が平らになっています。スポンジが柔らかい時などは、うまく切るのにコツが必要になりますが、コツさえ掴めば、断面をきれいにきることができるスグレモノです。
多くのプロも使っているのも、こちらの直刃タイプです。
ケーキナイフの長さ
ナイフは長いほうが良いと言えども、長ければ、収納場所にこまるという人もいるでしょう。
また、刃を折りたたむことができるタイプも存在するので、収納には便利でしょう。
ケーキナイフの手入れ
ステンレス製のものは錆びにくいため、一般的に売られているケーキナイフの中で一番多いのがこのステンレス製になります。食洗機のお手入れを考えるのであれば、食洗機対応のものを選ぶと良いでしょう。
電動のケーキナイフも存在します
柔らかい物をすっと切ってくれる電動ナイフ。高速で刃が動くので、ケーキだけでなく、サンドイッチや海苔巻き、果汁の多い果物やトマトなども、潰すことなくきれいに切ってくれるので便利です。
糸を使えばケーキの断面もきれい!糸を使ったケーキのカット方法
ケーキをいくらきれいにカットしたいからと言って、包丁を温めたり拭いたり、わざわざケーキナイフを購入したりするのは面倒だと感じる人も多いはず。
子供はきれいなケーキを望んでいます
きれいなケーキは、きれいにカットして食べたい。大人は味さえ良ければと思っても、子供はやはり自分の誕生日ですから、ケーキに特別な気持ちを抱いていることは確かです。
そんなときこそ、糸の出番です。
糸を使えば、ケーキの断面をきれいにカットすることができる
- ちょっとだけコツがあるので、一緒に見ていきましょう。
- ミシン糸などの細い糸を用意してください。調理用のタコ糸があるから、それを使おうと思う人もいるかも知れませんが、ダメです。タコ糸だと太すぎるので、出来るだけ細い糸を用意しましょう。
- ケーキの直径よりも長い糸を用意して、ピンと張りましょう。
- 平らなお皿の上に置いたケーキの上から、まっすぐ底に向かって糸をおろしていきます。
- 底まで到達したら、ゆっくりと糸を抜きましょう。カット完了です。
次をカットする際は、濡れたふきんで糸をきれいに拭いてから同じ様に行いましょう。
たったこれだけです。とっても簡単ではありませんか。
ケーキを均等に切り分ける方法は?アルミホイルを使ったアイデア
ここまで、ケーキをきれいにカットする方法は十分にお分かりいただけたのではないでしょうか。
偶数などの数であれば切りやすいと思いますが、奇数であれば、なかなかケーキを均等に切り分けるのは難しいことです。
なんてことになり、喧嘩や涙のもとになりかねません。笑顔の誕生日がケーキのせいで悲しいことになるなんて。
そんなことにならないためにも、ケーキは均等にカットするべきです。
そんなときこそ、アルミホイルの出番なのです。
アルミホイルでケーキを均等にカット
- まずは、アルミホイルに厚さを出すために、3回程度縦長になるように折り曲げます。帯状の物を作りましょう。
- 折り目のないほうの端を合わせて一度たたみ、更にもう一度畳む。そして、ちょっと小さくなりますが、もう一度畳みましょう。3回畳んで開くと、ちょうど帯が8等分になる折り目がついていると思います。
- そのうちの3つの辺を重ねると、なんと5角形になるではありませんか。(1つの辺を重ねると7角形を作ることができます。)
- ホールケーキの中心に爪楊枝などを指しましょう。爪楊枝が中心になるようなイメージで、爪楊枝を囲むように5角形のアルミホイルをケーキの上に置きます。
- アルミホイルの角に向かって端からまっすぐになるうように包丁で切っていくと、不思議なことに均等にカットすることができますよ。
ケーキの大きさが揃うだけで、平等観がでますよね。喧嘩や涙がなくなり、笑顔のお誕生日会になること間違いなし。